テクノロジーとプライバシー原則

Google では、既存のテクノロジーの限界を超えるようなアイデアやサービスを追求しています。責任ある企業として、Google は技術革新とユーザーのプライバシーやセキュリティが、適切なバランスを保つよう努めています。下記の Google のプライバシー原則は、Google が意思決定を行う際の基準となっています。この原則に基づくことで、ユーザーのプライバシーやセキュリティを保護して有益なサービスを提供できるとともに、「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにする」という Google の使命が可能になると考えています。

プライバシー原則

  1. 提供された情報は有益なサービスをユーザーに提供する目的のみに使用する。

    「最良のユーザー エクスペリエンスを提供する」ことが、Google の理念の第一義となっています。ユーザーが Google に情報を共有することにより、Google はユーザーにとって有益なサービスを構築することができます。開発過程において、ユーザー中心に考えることでサービスの利便性向上や、プライバシー保護機能の強化を図ることができ、オンライン ユーザーの支持を得ることができたと Google は考えています。

    また Google は、ユーザーが検索結果をより迅速かつ正確に表示できるよう、検索実行時におけるユーザーのタイポやスペルミスの傾向を分析しています。そのため、たとえばユーザーが「grizzly pears」と入力した場合でも、それが「grizzly bears」の誤りではないかと推測することができます。

  2. 厳しいプライバシー基準とポリシーが反映されたサービスを開発する。

    ユーザー エクスペリエンスを低下させることなく個人情報を簡単に管理できるようにするツールの開発など、最先端の技術を牽引していくことが Google の目標です。Google はプライバシーに関する法律に従い、さらに行政機関や業界パートナーと協働し、厳格なプライバシー基準を構築し機能させています。

    Google+ は、さまざまな人々とさまざまな事柄を簡単に共有できるように、サークルという機能を備えています。実生活と同じように、友だちのサークル、家族のサークルを 別々に作成できます。上司 1 人だけのサークルを作成することもできます。

  3. 個人情報の収集に透明性を持たせる。

    Google は、サービスのカスタマイズに使用する情報をユーザーに開示するよう努めています。必要に応じて、Google が保持するユーザーの個人情報の種類や、サービス提供のために個人情報をどのように使用するかについて透明性を確保することを Google は目指しています。

    Google ダッシュボードを使用すると、Google に登録されているご自身の個人情報を容易に確認することかできます。具体的には、Blogger に投稿したご自身の最新ブログやアップロードした写真など、Google アカウントに保存されている情報が表示されます。また、Google のさまざまなサービスに関するプライバシー設定の変更を一元的に行うことができます。

  4. プライバシー保護のレベルをユーザーが選択できるようにする。

    プライバシーに対する懸念とニーズは、ユーザーごとに異なります。すべてのユーザーにあらゆるサービスを提供するために、Google は、個人情報の利用に関する詳細な選択肢を用意しています。Google では、個人情報を「人質」にしてはならないと考えており、ユーザーが他のサービスに個人情報をエクスポートできるサービスの構築に努めています。Google がユーザーの個人情報を販売することはありません。

    プライバシー ツールを使用すると、検索時にユーザーのパソコンと Google との間でやり取りされるトラフィックの暗号化、インターネット閲覧のシークレット化、そして検索履歴の削除を行えるほか、Google のデータ エクスポート サービスを介して Google のさまざまなサービスから個人データを簡単に移動できるなど、さまざまな操作が可能です

  5. 保持している情報については責任を持って管理する。

    Google は、ユーザーが Google に委ねたデータを保護する責任があると認識しています。Google はセキュリティの問題に真剣に取り組んでおり、インターネットをより安全で保護されたものにするために、大規模なユーザー コミュニティや外部のセキュリティ専門家と協力しています。

    Google の製品は、セキュリティ機能および回復機能の組み込みが徹底されています。Google の自動スキャナはデータに基づいて、何百万人というユーザーを日々、不正なソフトウェア、フィッシング、詐欺行為、迷惑メールなどから保護しています。